こんにちは。コミュマネラボスタッフのゆりなです。

メンバーさんインタビュー企画第6弾は陽ちゃんさんです!

メンタルヘルスという繊細な分野のコミュニティで意識していること、今後目指していきたい姿ややってよかった施策などをお伺いしました。

■ 陽ちゃんさん運営コミュニティ基本情報

すべての人の為のメンタルケアコミュニティ「世の隅の端」は2019年5月からdiscordで運営中。メンバー数は1,000人超!

「不安・悩み・悲しみ…そういうネガティブなものは、他では打ち明けにくかったりする。でもこれらは、『生きていれば誰もが感じてぶつかるもの。』そういう負の自分を内にとどめてずっと笑っているのってつらくありませんか。

「世の隅の端」には他の人を気にしなくて済む工夫があります。ここで吐き出して、その重たい心を少しでも軽くしませんか。」(「世の隅の端」disboardより)

💡 <コミュマネ一問一答>

理想的なコミュニティ像
メンバーに良い効果をもたらせるかどうかについてしっかり考えられているコミュニティ

やってよかった施策
オリジナルの動物と言葉の絵文字を50個近く作ったこと

趣味
イラスト制作
ゲーム(ドラクエ10)

好きな映画
「ラ・ラ・ランド」

好きな本
センスは知識からはじまる

詳細インタビュー 👀

ー運営されているコミュニティについて教えてください。

「世の隅の端(よのすみのはし)」はメンバー同士でやさしく見守り合う安心感を大切にしたメンタルヘルス(精神・心)のコミュニティです。

メンタルヘルスに焦点を当てたコミュニティですが、精神疾患をお持ちの方以外も歓迎していて、皆さんに気持ちを吐き出す場所として使ってもらい、心の支えとなる場所でありたいと思っています

メンバーはそれぞれ個人のチャンネルを持つことができ、そこに日々の出来事やマイナスな思いなどを好きなペースで好きなように書くことができます。安心できる場所のイメージから“寝床”と呼んでいます。

「世の隅の端」は完全なオープンではない少し閉鎖されたDiscord内のコミュニティなので心理的安全性を確保できると思っています。

また、寝床を見に来た他のメンバーから「見守ってるよ」という意味でリアクション(メッセージに絵文字で反応できる機能)をもらうことでひとりで気持ちを抱える孤独感を和らげて、安心してもらえたらいいなと考えています。

ーストレス社会と言われる現代日本において必要なコミュニティですね。このようなコミュニティを始められたのはどうしてですか。

私自身が人とゆるく繋がりながら気持ちを書き出せる場所を求めていたからです。

そして、私と同じように思っている人がいるのではないかと思い、お互いのつらさや孤独感を和らげたり、心を癒したりできるコミュニティを目指して作りました。ゆくゆくは心の回復段階に合わせて、徐々に勇気や自信を持ってもらえるような場所を提供できると一番良いかなと思っています。

ーそうだったのですね。「世の隅の端」を求めてこられる方への対応は心配りがより重要になりそうですが、コミュマネをやる上で大事にしていることはありますか。

コミュニティの雰囲気はコアメンバーに影響されると思っているので、言葉選びやメンバーとの関わり方は大事にしていて、特にやさしさやあたたかさにはこだわっています。安心できるコミュニティだとメンバーに思ってもらえないと、自分の気持ちを吐き出して大丈夫な場所だと思ってもらえませんからね。

今はメンバーが1,000人を超え、規模が大きくなってきたので、運営として接するときは冷静で公平な対応をするようにしていますが、一個人として会話するときはコミュニティ開始当初と変わらず、あたたかい言葉選びや声掛けを意識していますね。

ー救われている方がたくさんいそうですね。1,000人以上のメンバーさんがいらっしゃるということですが、今後、目指していきたいコミュニティの姿はありますか。

開始当初から変わらず、メンバーが自分の気持ちを吐き出して、少しでも心が癒えるような場所にしていきたいです。

心の話、特にネガティブな話は聞き手に気を使わせたり、そもそも話題に出すこと自体が良く思われなかったりして、実生活では他人に話しにくいことが多いと感じています。

でも、悲しくなったり、つらくなったりすることは誰にでもあって、そうした感情を言葉にすると、気が楽になったり、気持ちを整理できて冷静に自分を見られるようになったりします。なので、世の隅の端は気軽に気持ちを書き込める場所でありたいです。

ー素敵ですね。。。聞いていて感動してしまいました。

また、今後は投稿の禁止範囲を改良していきたいと思っています。

どんなことでも書き込みやすいコミュニティでありたいので、他のコミュニティより投稿の許容範囲を大きくしているのですが、ときどき度を超えた投稿を目にします。

他のメンバーの心を守るためにもある程度の制限が必要だと考えていますが、制限し過ぎるとコミュニティの意義に関わるので、ちょうどいいバランスを探しています。

ーバランスが難しそうですね。やってよかった施策はありますか。

絵文字を作ったことですね。絵文字はメッセージへのリアクションとしてよく使われています。

イラストを描くのが好きで、オリジナルの50個近い動物の絵文字といくつかやさしい言葉の絵文字を作ったことがあったのですが、種類が豊富になったことで気軽なコミュニケーションが盛んになりました。

また、ゆるくやさしい雰囲気の絵文字にしたのでコミュニティ内の雰囲気もやわらかくなりました。絵文字やアイコンなどのテイストは雰囲気に影響しやすいので、私がこだわっているところの一つです

cmm-lab-interview-6

ー絵文字やアイコンの影響力は考えてみると面白そうですね!

絵文字でのリアクションが増えたのはよかったのですが、そればかりになって、コメントが減ったことがありました。そのときはチャンネルを増やして、メンバー同士がそちらで交流できるようにしました。

ー変化を見過ごさずに対応策を打たれていて、見習いたいです。最後にコミュマネラボへ一言あればお願いします。

皆さんと交流する中でコミュニティをより良くするためのヒントをもらえるといいなと思っています。皆さんがどのようなことを考えながら活動してるのかも知りたいです。

皆さんの投稿をただ拝見しているだけでも勉強になることは多く、それだけでもコミュマネラボに参加してよかったと思っています。今後ともよろしくお願いします。

ー素敵なお話が聞けてよかったです。ありがとうございました!