こんにちは!コミュマネラボスタッフのゆさです。

メンバーさんインタビュー企画第13弾は雑談コミュニティと起業コミュニティを運営している、かみごんさんです!

コミュマネの卵として今まさに頑張っているかみごんさんに、コミュマネをやることになった経緯や理想のコミュニティについてお伺いしました。

■ かみごんさんのご紹介

長野県長野市の起業家コミュニティにメンバーとして2023年より参加するかたわら、自身で雑談コミュニティをDiscord上で立ち上げ。10月からは起業コミュニティでも運営に携わり、コミュマネとしての第一歩を踏み出し、活動中です。

💡 <一問一答>

コミュマネとして大事にしていること

1人1人との関係性を大事にすること

好きな本

・『People Powered 遠くへ行きたければ、みんなで行け ~「ビジネス」「ブランド」「チーム」を変革するコミュニティの原則』

コミュニティ運営をしていく中で、教科書のように参照しています。

設計の仕方が論理的、体系的に書かれていて、すごく参考にしやすいので、かなり気に入ってます。

好きな漫画

・あだち充さんの作品

『タッチ』『H2』など、青春スポーツ漫画みたいなのが好きです。最近だと『チェンソーマン』などジャンプ系の漫画も読んでいます。

趣味

・アニメ、ゲーム、音楽、料理、散歩...とにかく多趣味で新しいことが好き

アニメ:新しい作品だけでなく、昔の作品も一気見します。最近見たのは『涼宮ハルヒの憂鬱』『呪術廻戦』『葬送のフリーレン』です。

料理:人に出せるクオリティではないんですが、作ったことない料理を作ってみたりしてます。こだわりだしたら追求できるところも面白いなと感じています。

理想のコミュニティ像

自分がいなくても活動が続いていく仕組みができていて、自走するコミュニティです。メンバーさんたちが主体になって盛り上げていくんだ、みたいな意識を持ってコミュニティが回っていくような自走する仕組みができているコミュニティを目指してるところです。

詳細インタビュー 👀

ーかみごんさんは今どのようなコミュニティを運営されていますか。

今は2つのコミュニティを運営しています。1つは自分が趣味で立ち上げたオンライン雑談コミュニティ。もう1つは、長野市が主催している起業コミュニティの運営をしています。

ーそれぞれどのくらいのタイミングから始められたんですか。

オンライン雑談コミュニティの方は、2023年4月頃に立ち上げました。起業コミュニティの方は、半年ごとに上期・下期で活動が区切られていて、上期(2023年4月〜)はコミュニティのメンバーとして参加していて、下期(2023年10月)から運営メンバーとして関わっています。

ーまさにコミュマネとして活動し始めたところですね!では、まず雑談コミュニティについてもう少し詳しく教えてもらえますか。

Discord上で活動していて、50人程度が在籍しています。コミュニティの雰囲気としては、サークルのような、友達がみんなで集まって話をする場所みたいな感じです。

いろんなジャンルのチャンネルがあるので、そこで自由につぶやいたり、定期的に一緒にゲームをやったり、ボイスチャットで話をしたり。雑談するというか、のんびりするような場所になってると思います。

ー自由な空気感が素敵ですね。メンバーの皆さんはどうやって集まったんですか。

Discord上のメンバーを募集する掲示板みたいなところがあって、そこから興味を持った人たちが入ってきてくれています。

ー今一番盛り上がっているのはどんな話題ですか。

最近はやっぱりゲームのチャンネルが盛り上がってるかなと思います。同じゲームをやっている人同士が繋がって『じゃあこのチャンネルで集まろう』という話から、また新しいチャンネルが作られたりしています。

その中でゲームの進捗具合や攻略とかを一緒に話し合ったりしているので、ゲームチャンネルは結構盛り上がっている印象です。

ーそれはすごく楽しそうですね。今後、こんなコミュニティになったらいいなとか、理想って描いていたりしますか?

最終的に目指してるところとしては、いつでも帰ってこれるような、安全基地のような場所を作りたいなという風に思っています。

ー素敵な目標ですね。そう思うようになったきっかけって何かありますか。

実は、メンタル不調を抱えやすい人たちに対して、誰かと繋がり続けられる場所が必要だなと思ったことがこのコミュニティを立ち上げようと思ったきっかけでした。そういう自分の思いがベースにあるので、何か辛いことがあっても、ここに来れば安心できる、みたいな安全基地のような場所作りを目指しています。

ーそういった主旨はメンバーさんにも共有されているんでしょうか。

外向けには、あくまで雑談という名目でメンバーを募集しています。

Discord内の挨拶と約束を書いているチャンネルには「優しい世界にしましょう、温かくいきましょう」みたいなルールを設けていますが、明確にメンバーさんには伝えていません。言葉で伝えるよりは一人一人が行動してその場の雰囲気を作って、こういう場所なんだな、って浸透させていきたいと思っています。

あとは、あまりケア的な場所だと押し出しすぎると、なんだか施しを受ける場所のように感じてしまって、受動的になってしまうので。

ーなるほど、ありがとうございます。では、もう1つの起業コミュニティについてもお話をお聞かせください。

起業コミュニティの方は、2023年から始まったばかりで、試行錯誤しながら4〜5人の運営メンバーで運営しています。

例えば、1期目の上期は対面イベントという形でやってたんですけど、2期目の下期からは完全オンラインに移行しました。上期から引き続き下期も参加している人もいますが、半分くらいは新しい人だと思います。

ー下期から完全オンラインに体制を変更したのはなぜですか。 

いろんな人を呼びたい、巻き込みたいっていう思いが1番大きいかと思います。場所がちょっと離れてても、学びたい意欲の強い人が参加できるように、門戸を広くした結果、オンラインになりました。

ーなるほど。ではその結果、下期は参加人数が増えたんですか。 

実はそうではないんです。というのも、上期を始めた当初は70人くらいいたのですが、下期はサポートを充実させるために人数は縮小して30人くらいになりました。場所の制限がないので、オンラインで集まりやすいっていうメリットを活かしつつも、1人1人にケアできる時間を増やしたというイメージです。

ーそうなんですね。具体的にはどんなサポートをされているんですか。

隔週でイベントがあって、起業のアイディアを作っていく段階からそれを小さく仮説検証して、最終的には売り上げを計上できるようなところまでサポートして、次へ繋げていくという支援をしてます。それを半年でやりきるので、結構タイトではあるかもしれません。

ー下期から運営側にまわられたとのことですが、立候補したんですか。

はい、自分から手を挙げて、運営側に参加しました。その頃、自分で始めた雑談コミュニティの運営が思ってる以上にうまくいかなかったんです。そこで「もっとコミュニティを現場で体感しながら、見つめていく必要があるな」と考えたのがきっかけです。

運営する側に回って、1人1人と接することで、コミュマネに対しての新たな知見とか、経験が得られたらいいなという思いがあって、運営側で参加しました。

ー実際にコミュマネとして活動してみて、気付きや発見はありましたか。

そうですね、本当にまだ始まったばかりなので、これからという部分ではあるんですけど、チャンネルがあるだけだとアクティブにならないなっていうのは、すごく実感しています。これは、もう1つの雑談コミュニティの方でも同じです。こちらからメンバーさんに絡んでいったり、積極的に運営から繋げるサポートをしていかないと、なかなかコミュニケーションは活発にならないなと感じてます。

ー確かにそこは難しいところですよね。今回のインタビューを打診した際にかみごんさんは自分のことを「コミュマネの卵」と言っていましたが、コミュマネとして大事にしていることはなんですか。

1人1人との関係性を大事にするっていうのは1番重要視しています。メンバーの中の一人として、ではなく1対1で関係性を築いていくことで、その人の悩みや、どういう部分でつまづいているのかが分かってくるのかなと思うので、そういう部分はとても大事にしています。

ーそう思ったきっかけはあったんですか。

雑談コミュニティの方で、仲が深まったと思ったときがいつだったのかを振り返ると、1対1で話しているときや、複数で話しているときでも、その人自身に関心を寄せて、深掘っていったときでした。そこから、1対1でその人と関わるっていうのは大事だなと感じるようになりました。

ーそれは大切な気付きかもしれませんね。かみごんさんが理想としているコミュニティってどういうものをイメージされていますか。

自走していくようなコミュニティがいいなと思っています。自分以外の人から会話が始まって、自分がいなくても続いていく仕組みができてる、そういう仕組みを作れている人はすごいなという風に思います。

ーたしかにそれだと自分の手を離れて発展していきそうな未来が見えますね。

今度はもう少し具体的な運営の話を聞けたらと思いますが、今までの取り組みで印象に残っているイベントや施策ってありますか。

雑談コミュニティに関していうと、ランダムでそのサーバーの中にいる人をメンションして質問をするbotを、メンバーさんと一緒に作ったんですけど、これが結構良かったです。運営から質問を投げるよりは、botが適宜ランダムでメンションして質問を投げかけてくれることで、そこから会話が広がることが結構ありました。

ー面白いですね!それはかみごんさん発案のアイディアですか。

そうですね。以前、Slackのコミュニティの中で、そういうbotがあって、すごく面白いし、自動化できていいなと思ったので、Discordでもやってみようと思いました。

ー逆にうまくいかなかった事例や苦労していることってありますか。

同じく雑談コミュニティの方になるんですけど、雑談コミュニティでは、あくまで「一緒に楽しむ友達」みたいなスタンスの方がいいと思っていたのに、その中で運営っぽさを見せすぎたなって反省したことはありました。

苦労していることは、 メンバー集めです。先ほど言った掲示板でしか募集してないので、そこからの流入しか望めないっていう部分で、人がちょっと集まりにくいなっていうのはあります。

ー今は50人くらいいるって言ってましたが、もう少し大きくしたいと思っているんですね。

人がいれば、それだけ会話が繋がる可能性や、常にアクティブメンバーがいる可能性が増えてくると思うので、もう少しメンバーさんを増やしていきたいなとは思っています。

ー最後にコミュマネラボとメンバーさんへ一言メッセージをお願いします。

いろんな人を巻き込んで、新しい価値を生み出せるようなコミュニティマネージャーになりたいなと思ってるので、皆さんといろいろと学びながら成長していけたら嬉しいなと思います。これから、よろしくお願いします!

ーこちらこそ、メンバーさんと、共に学び、成長できる場にしていけたらと思います!今日はお話しありがとうございました!