こんにちは。

comcom Analytics プロダクトマネージャーのひぐちです。

わたしたち「comcom」は、居場所を支えている人(= コミュニティマネージャー)がもっと評価され、豊かに働ける社会をつくることを目指して、サービスを開発しています。

その1つである comcom Analytics は、Discord または Slack 上で運営されているコミュニティを分析・モニタリングできるダッシュボードです。Bot を導入するだけの1ステップで、コミュニティの健康状態や前後比較ができます。

ありがたいことに、まだβ版ではありますが、Discord サーバーへの導入数は 400件を越えました。
comcom Analaytics での貢献はもちろんですが、プロダクト以外のやり方でもコミュニティ運営に貢献したいと思い、本記事を執筆しています。お役にたてば幸いです。

さて、今回は、 Discord で役立ちそうな Bot の情報です。

comcom Analytics を導入いただいた Discord サーバーの中で、導入率の高い Bot 上位10個(2022年11月30日時点)をご紹介いたします。有名な Bot が多い印象を受けるのでご存知の方も多いかもしれませんが、困りごとに役立つ Bot に出会えるかもしれません。

💡 <集計処理時のデータの取り扱いに関して>
処理を行う対象をBotに限定し、サーバー情報も匿名化して行いました。どのサーバーにどの Bot が入っているかは我々も認識しておりませんので、ご安心ください。

また、紹介している Bot のセキリュティなどの保証はできかねますので、導入時にご自身でご確認いただけますと幸いです。

ランキングは【図1】の結果となりました。
各 Bot の概要を後述したので、ぜひ目を通してみてください。

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  1. MEE6

    https://mee6.xyz/en/

    言わずとしれた多機能 Bot の1つ。ロールを自動付与したり、レベルシステムを導入したり、ウェルカムメッセージを送ったり様々な便利機能を利用することができます。有料プランにすることで、サーバー独自の Custom bot を作成することも可能です。

    使い方に関しては、以下の記事などが参考になるかもしれません。
    https://app-tatsujin.com/entry-discord-mee6-how-to-use/

  2. Carl-bot

    https://carl.gg/

    こちらも汎用的な多機能 Bot。とっても手軽にリアクションロール(リアクションに応じてロール付与を行う)を実現できたり、埋め込みテキスト(Embed text)を使えたりするので私達のサーバーでも仕様しています。

  3. Ticket Tool

    https://tickettool.xyz/

    サーバーにチケット機能を実装できる Bot です。指定したロール(e.g. スタッフなど)のメンバーとチケット発行者のみが閲覧・投稿できる機能です。

  4. Dyno

    https://dyno.gg/

    Dyno も多機能 Bot です。1つの Bot でカバー範囲が広い多機能Bot はやはり人気ですね。ダッシュボードのデザインがスタイリッシュでかっこいい印象です。

  5. Quick Poll

    https://quick-poll.vineder.com/ja/

    アンケートを簡単に作成できる Bot です。日本語のドキュメントが多く、サポートサーバー上でお問い合わせにも回答されているため、使いやすそうな印象を受けます。

  6. Pro Bot

    https://probot.io/ja

    ProBot も多機能な Bot です。30以上の言語に対応していたり、入退室をトラッキングしてくれるので、メンバーの参加/退会にあわせたコミュニケーションを行うことができます。

  7. Statbot

    https://statbot.net/

    Statbot は Discord サーバーの統計情報を表示する Bot です。一部機能は重複する面もあるのですが、comcom Analytics を併用してくださっている方がいることに感謝です。手前味噌的になりますが、Statbot は Discord の機能にフォーカスして統計情報を可視化してくれるため、ボイスチャットなどの利用率を参照するのには便利な印象です。

  8. Jockie Music

    https://www.jockiemusic.com/

    Discord 側の方針変更に伴い、音楽 Bot の数は減りました。Jockie Music は、数少ない生き残りです。

    Voice channel に招待することで、バックグラウンドで音楽を再生することが可能です。ユーザーごとに再生ボリュームを変更する必要があるため、「※音量20-50%推奨」などに名称を変更する tips があるそうです。

  9. DISBOARD

    https://disboard.org/ja

    Discordサーバーの掲示板「DISBOARD」に掲載するために導入が必要な Bot です。DISBOARD は、世界中のDiscord サーバーが掲載されているため、サーバーを広く認知させるきっかけになるかもしれません。

  10. TweetShift

    https://tweetshift.com/

    Twitter feed (タイムライン)の投稿を Discord に転送することができる Bot です。ドキュメントを読む限りではありますが、キーワードでのフィルターや Discord サーバーからのリアクションなど、便利な機能が多そうな印象です。ファンコミュニティなどでの情報収集に役立つかも・・・?

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多機能 Bot の導入率の高さが目立つ結果となりました。わたし達が運営するコミュニティマネージャーの学習コミュニティ「コミュマネラボ」でも Carl-bot と Pro Bot を活用しています。

各多機能 Bot のドキュメントをざっと読む限りでは、細かな差異はあれど、機能に大きな違いがないように映ります。ばらつきはなぜ生まれているのかを考えてみたのですが、要因として3つほどの仮説が思いつきました。

① デザインの好みを含めたユーザービリティの違い。

② 「こういうことがしたい!」というユースケースごとにヒットする Bot が異なる。

③ 私のリサーチ不足で、明確な機能差分が存在している。

「これだ!」という実証ができた際には、記事で共有いたしますね。
好印象の投稿がおおければ、定期的に利用頻度が高い Bot をご紹介していく予定です!

ぜひシェアや感想をお待ちしています。

comcom Analytics の導入はこちら!
https://analytics.comcom.app/lp